探偵としてのスキルを磨ける学校について
現代では、より人間関係も複雑さを増しています。そのため、結婚していても他に好きな人ができてしまったり、知らない人に逆恨みされ、ストーカー被害を受けたりと様々な問題も起こっています。
そのような問題を解決させる職業が探偵です。
探偵は、それぞれの方の状況を把握し、そのケースに合わせて調査を行っていきます。
人の悩みを解決できる点や、人間の裏表まで見ることができる点など非常に魅力的な職業になるのです。
そのため、最近では探偵として働きたいと思われる方も増えているのです。
ただそうはいっても、探偵としての技術をつけておく必要があるのではないか、またいきなり探偵社に就職しても、うまく仕事をこなしていけるのか不安を感じます。
実はそのような方のために探偵学校というものが存在します。
探偵学校は興信所での浮気調査などで必要になる張り込みや、証拠を鮮明に写すためのビデオや写真の撮影技術を学んでいきます。
その他に、法に触れることなく妻の浮気調査を行ったり、調査結果によって最適なアドバイスを行う必要があるため、刑法や民法などの勉強も行っていきます。
このように探偵学校で素行調査に必要となる様々な知識や技術をトータルで勉強をしていくことによって、調査会社に就職したときに戸惑うことなく業務を行っていけるのです。
基礎を学校で学び、習得することは大事ですが忘れていけないことはやはり数多くの経験です。
何しろ似たようなケースはあったとしても何ひとつも同じ尾行調査は無いのですから、最終的には数多くの経験がものを言うのです。
最近多い女性探偵について
探偵というと、体も大柄でいかつい感じの男性を思い浮かべる方も多いと思います。
ただ実際には、年齢や性別を問わず多くの方が探偵として浮気調査などに携わっています。
特に女性の探偵は最近目立つようになりました。女性の場合には、雰囲気も柔らかく相談しやすいといった魅力があります。
探偵を利用される方の中には、夫の浮気に悩む主婦の方もとても多いです。
浮気調査をお願いする時、男性の調査員の場合気を使いますし、異性ということもあり、夫婦関係についての細かい部分を話すことも躊躇してしまいます。
その点、女性調査員の場合、夫婦関係や浮気について自分も悩みを抱えた経験がある方も多いのです。
そのため、より親身になって悩みの相談を行えますし、依頼する側としても気兼ねなく様々な問題について話をしていくことができます。
さらに女性調査員の場合、調査を行う上でのメリットも存在します。
女性の場合、髪型や服装を変えることによってガラッと雰囲気も変わってきます。
万が一調査対象者に顔を見られてしまった場合など、服装や髪形を工夫することにより、その時の雰囲気やイメージを変えることができます。
そのため、ばれないように調査を続行することができます。
また男性に比べ、女性の場合には威圧感もないため、姿を見て警戒感を抱いたり、恐怖心を感じたりする人は少ないです。
そのため相手に不審がられることなく調査を行えるメリットがあります。
但しあまり人目をひくような派手な女性は簡単に記憶に残ってしまいそうなので、地味にしておく必要はあります。
こういってはなんですが、一目で美人と思われる方は正直向いていないでしょうね。
しかし、メリットばかりではありません。デメリットもあります。
それは人気のない場所や風俗街のある繁華街での深夜の張り込みです。危険を伴いますしトイレの問題も生じてきます。
決して偏見ではなく、女性だけで現場の調査を行うのはいろいろと厳しいことも多いのであまり現実的ではないでしょう。
探偵としての適性について
探偵は浮気調査に代表されるように、それぞれの方の悩みに対応し細かい部分まで調査を行っていきます。
そのため、張り込みや撮影技術、尾行などの技術を習得しておく必要があります。
ただ、技術が高いからと言って、それだけでは優秀な探偵になることはできないのです。
探偵として成功するためには、人間的な適正という部分も深くかかわってきます。
まず、探偵事務所に相談に来られる方は、人間関係に悩みを抱えています。自分では解決できない悩みに頭を抱えて憔悴されている方も多いのです。
この時、対応が必要以上に事務的だったり、人の痛みに無関心だった場合、相談する側としても信頼を寄せることができなくなります。
探偵として仕事を行うためには、まず相談者からの情報が不可欠になります。
少しでも情報を聞き出すためには、相手の立場に立った親身な対応、話しやすい雰囲気を作り出すことも重要になります。
また、実際の調査においても、機転が求められます。調査を行っていると、調査をしていることを悟られそうになったりという場面に遭遇することがあります。
その時、慌てふためいて不自然な行動をとってしまうと、対象者に浮気調査などを行っていることがばれてしまいます。
そのような場面に遭遇した時、より自然な形で切り抜けられるだけの機転が必要になるのです。
このあたりはもともとの資質も影響しますが、普段から意識して経験や練習を積むことである程度のスキルは身に着けることはできます。
依頼者と面談を行い、現場の調査を組み立て、実行することができるようになれば、まずは一人前の探偵のレベルにはあると言えるのではないでしょうか。
相談内容を聞いてどのように調査を進めるかを想定できなければ探偵としてはまだまだです。
これらのことを磨き上げていくことでより高いレベルの探偵になれると言えるのではないでしょうか。
やはり実際に経験を重ねることが一番の近道でしょうね。